点数を追いかけれるような勉強を好まない子の方が長続きするのだと思います

実際に子供から「どうして勉強しなきゃいけないの?」という問いを聞かれた人の回答を見てみるとおもしろいことが分かります。勉強が嫌いだった人ほど子供に対して我慢して勉強する必要があると答え、勉強が苦では無かった人ほど子供に我慢して勉強する必要はないと答えています。世の中には勉強が楽しくて高得点を出したりする人もいますし、逆に死ぬ気で努力しても得点が出せない人もいます。理不尽を感じている人も多いですがそれが現実です。何故このような考え方に差がつくのかはある程度分析されています。

勉強の目的が点数か、その向こう側か。

結局、自発性を失わせてまで無理やり勉強させたところで伸びるはずがないということです。押し付けた勉強の目的は勉強自体になり、評価基準が点数になります。点数を採ること自体がおもしろい子はある程度は伸びていくと思いますが、実際その後が長続きするかどうかは分かりません。むしろ点数を追いかけれるような勉強を好まない子の方が長続きするのだと思います。

自発的に勉強に取り組むようにするには勉強の目的が「その向こう側にある」ということを教えてあげればいいだけだと思います。勉強することで進むべき道が開け、今より沢山の楽しいことを知ることができる。そして、充実した毎日を過ごすことができることを教えてあげれば勉強に自主的に取り組むようになる可能性は上がるはずです。むしろ「教えられたことだけ」をやるような受け身な態度が変わってくれば人生自体も切り開いていけるだけの地頭の方も鍛えられるのではないでしょうか。

☆勉強することの4つのメリット

1.より楽しく楽しめる

基礎的な力があると、幅広い分野を知的に楽しめます。語学が秀でていれば言葉の違う国の体験が出来ます。歴史や古典に通じていれば名所を何倍も楽しめます。文学の造詣が深ければ感動し深く味わうことが可能です。数字に強ければ分析することで世界の動向を読むことができます。

2.より楽しく仕事ができる

新しい発想を基にしたクリエイティブな討論とか戦略的な予算の議論等の楽しい仕事は「能力」の高い人しかできません。「能力」のない人間は決められたとおりに命令されるような単調な仕事が多いことのが現実です。

3.友人が増える

能力があれば友達が困っているとき助けられます。能力がないと、自分以外の誰かに助けを求めなければなりません。最悪、見捨てるしかありません。どちらが友人が増えるかは明白です。友人に尊敬され感謝されることが多い人生と、そうでない人生では生きている実感が違ってきます。

4.騙されない

教養があると騙されません。虚偽を確かめる知識や方法を知っているかしていないかで大きな違いがあります。基本的に情報は玉石混合です。疑わしい情報に振り回されて損をするのは例外なく教養の無い人です。

勉強すべきかどうか、なにをどのくらい勉強すべきかは、人によって異なります。確かに勉強ができなくとも、すばらしい人生を送る方法はいくらでもあります。しかし、勉強することのメリットだけは知っておいた方がいいことは間違いありません。

勉強は「自律」するために行うのです。










勉強をした方がいいと断言できる4つの理由 - keitaro-news - 書評から学ぶライフハック整理術