サンデル教授のああいう授業について

サンデル教授のああいう授業について、よく「日本でも出来ないんですか」っていう風に言われるんですが、サンデル教授はみんなが発言しやすい雰囲気作りに最初の5分ぐらいまるまる使っているんですね。


まず「こうだと思う人、手をあげて」っていう風に全員が手を挙げられるようにどんどん設問を出していく。ジョークを飛ばして「いかにこの授業に参加
することが大事なのか」「聞くことじゃないんだ、参加することが大事なんだ」っていうことに何分も何分もかけ、毎回毎回場を暖めてから臨むんです。


それができる先生は本当に少ないですね。それを先生に本当にやらせたいんだったら、先生の定義を変えた方がいい。いわゆる「芸人的な素質を持ってる人、エンターテイナー的な素質を持ってる人を教師として雇えばいいんだ」ってことになっちゃう。











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