コンテンツ)制作+デザイン制作 ↓ 広告(コンテンツ)供給最適化プラットフォーム
“ 同社が開発した独自のテクノロジーがミソだが、それによってまず現在ネット上で話題になっている事柄、キーワードが抽出される。これに基づいて、競合他社の動きも考慮して予想広告収入をはじき出し、さらに独自のアルゴリズムによって、コンテンツを制作するにふさわしいテーマが吐き出される。テーマには、検索ですぐにひっかかり、検索結果では上位に表示されるような目立った表現が盛り込まれている。
さて、いったんテーマが決まると、デマンド・メディアは「コンテンツ募集」というかたちで告示する。同社のデータベースには、何万人ものフリーランス・ライターやビデオ制作者が登録されていて、彼らは自分に合ったコンテンツを見つけると、さっそく手をあげて執筆や撮影、制作に取りかかる。
制作されたコンテンツは、他サイトのコンテンツからの無断流用がないかどうかを調べるために、これまたコンピュータにかけられ、合格すればデマンド・メディア傘下のサイトに掲載される。これが一連の流れである。
正にファストコンテンツ。
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■日本
メディア
↓
コンテンツ制作+デザイン制作
↓
ディレクション
↓
二次代理店(企画会社)
↓
代理店
↓
金主
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そういう記事を書く人々はこういった中抜きだらけで無駄にコストが高い右肩上がり経済成長前提の経済圏で生きているわけだ。
以前、【有料課金】セマンティックなGoogleとマードックWSJ1【無料広告】で書いたとおり需要と競合の2点で非常に厳しくなっている業界である。
これに対してアメリカの事例として分かりやすい広告部門を例に簡略化した流れを見てみよう。
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■アメリカ
メディア
↓
広告(コンテンツ)制作+デザイン制作
↓
広告(コンテンツ)供給最適化プラットフォーム
↓
広告(コンテンツ)購入最適化プラットフォーム
*Demand Side Platform(以下DSP)
↓
金主
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全部システムなんです。人件費がかからないんです。
cookieで収集したメディア利用者属性を複数サイトから集め属性データベースを生成、これが供給側の仕組み。
*複数サイト利用者データを一括登録するので規模の経済が働く。
お客さん(=金主)はDSP提供画面にログインして自分がほしい(=広告を出したい)ユーザー属性に入札。DSPは複数の供給最適化プラットフォームから利用者属性を仕入れているので配信量OK、これが需要側の仕組み。
— | グーグル小作を最適化したしくみ、的なもの?「デマンド・メディア」(クリップのみ) - 仕事用のめもとか。 |