「強勢のある短母音+子音」
日本語の「disる」、英語の “dis (OR diss)” について - I have got some news from … 確かに “dis” の発祥は15年か20年前だけど、その文脈の外では今まさに「ふつうに」使われている(詳細後述)。「とんがった」(<死語)表現ではなくなっているけれども、「死語」になったのではなく、一般に広がったものだ*1。 上記tweetを書いたPG_jpさんは、ふだん日本語と英語でtweetしていて、L1は英語のようだ。だから私よりも英語には詳しい、それは確か。 で、既に書かれていたコメントの多くが、PG_jpさんの書いていることを肯定的に受け取っている内容だった(否定的に受け取っている内容のものもいくつかあったが)ので、単にファクチュアルな反論として、「綴りはdissじゃなくてdisでいい」、「その語は今英語圏で使われてなくない」という物証になるURLを貼り付けた。 それと、”dis” という形についてのその違和感は、単に「強勢のある短母音+子音」で終わる語は山のようにあっても (dig, dip, sip, slip, stop …)、「強勢のある短母音+s」で終わる英単語は少ないということからくる感覚ではないかと思う(多くの場合、語尾のsは2つになる。discussなど)。実際、たとえば -is で終わる英単語を見てみると、語数自体少ないし、複数形なり三単現なりで -s がつく語は非常に少ない。というか、ラテン語系で -is → -es の形のもの、単複同形のもの(presisとか)がほとんどのようだ。(ちなみに、今参照している英和辞典ではdissではなくdisの形で載っている。)
出典:http://d.hatena.ne.jp/nofrills/20100427/p1