池上彰が沖縄の普天間飛行場について次のように解説していた



ところで話は変わるが、5月5日放送のテロ朝「池上彰の学べるニュースSP!!」(3時間特番)をたまたま見たら、池上彰が沖縄の普天間飛行場について次のように解説していた。

池上彰
「戦争中に逃げていた人達が自分たちの所に戻ってみたら、基地があったので、帰れなくなっちゃったというんで、その周りに家を建てたということなんですね。」


これは、酷い嘘だ。

戦前、飛行場が建設される前のこの地域にはいくつかの泉が存在し、それらを水源に畑作が営まれる丘陵地だった。

普天間飛行場が出来たのは、1945年だ。

1953年には滑走路が延長されたが、その頃にも普天間飛行場の周辺には殆ど何もなかった。

普天間飛行場の周辺に人口が増え始めたのは、宜野湾村が市になった1962年頃からであり、有名な普天間第二小学校が建設・開校したのも1969年だ。

それでも、昨日の記事で掲載した翌1970年の写真を見ても判るように、普天間飛行場の周辺には、まだ殆ど家などはなかった。




現在、普天間飛行場の周辺にある住宅や学校や会社などの殆どは、最初に普天間飛行場が出来てから25年以上経った後につくられたのであり、池上彰が言うように「戦争で逃げていた人達が戻ってみたら基地があったので、帰れなくなって、その周りに家を建てた」のでは決してない。

池上彰も以前から良く嘘を吐いていたことは知っていたが、今回の嘘はあまりにも稚拙で悪質で看過できないレベルだ。










正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 雁屋哲「悪いのは昭和天皇。沖縄を米軍の基地にしたのは昭和天皇。アメリカに沖縄を自由に使わせ、日本を奴隷にしてきたのは、自民党政権。鳩山首相に責任ない。」・池上彰「戦争中逃げていた人達が戻ったら普天間基地があったので周りに家を建てた」・酷い嘘出鱈目だ!