成果の大きさよりもスピードのほうが大事だ

こうした組織の不安を解消する最もよい方法は、なによりまず「短期で出せる成果」を出すことだ。しばしば古い体質の組織では、車座と称して管理職が飲み会を開き、現場の愚痴を聞いて回るということをしがちだが、「具体的成果」のないまま飲み会をやっても、ネガティブな雰囲気が組織に蔓延するだけである。

弊社では、「短期に出せる成果」のことを、クイックヒットと呼んでいる。クイックヒットは必ずしも経営課題と直結していなくてもよい。成果の大きさよりもスピードのほうが大事だ。我々の経験から言えば、最初のクイックヒットは1カ月以内に打て、である。

最後に、絶対に再生できるという信念が必要だ。今まで改革を進めてきた経験のある方は、よく胸に手をあてて自分に聞いてみてほしい。「あなたは、本当に改革が成功すると信じていたか」と。おそらく、大多数の人が「また始まったか」という気持ちで、上から言われたことをやっていただけという状況ではなかったか。











業績不振の根を断つ「クイックヒット」の法則 | 実践ビジネススクール




出典:http://president.jp.reuters.com/article/2010/09/28/AB595DAE-C15B-11DF-99A5-7C0F3F99CD51-2.php

成果の大きさよりもスピードのほうが大事だの関連ワード:[ビジネス][企業][プロジェクト][組織][再生][成功法則][コンサルタント][コンサルティング]