目標達成までにマイルストーンを一切置かず、明確な目標を課さずに行動すれば、

あいまいな目標を設定する

目標の達成、すなわち成功がどのようなものなのか把握せずにいたら、失敗は避けられません。例を挙げると、「次の誕生日までに20キロほど減量する」という具体的な目標ではなく、ただ漠然と「やせたい」と願ったり、「1ヶ月に4000円は確実に貯金する」と決める代わりに、単に「貯金しなくては」と自戒することです。
ぼんやりした目標でも達成に向かって努力することはできますが、その達成の成否は判断しづらくなってしまいます。

自分の片腕よりも長いTODOリストを作る

どんなことでも失敗に結びつける簡単な方法として、多くの異なる事柄に注意を分散させることが挙げられます。たくさんのことに気を向けているので、人生を大きく変えるような目標を掲げることはできません。
そしてすべてのことを一度に片づけようとするため、当然ながら体力・気力をあっと言う間に使い果たし、ちょっと足を踏み外すだけで大失敗を犯すような状況に追い込まれてしまいます。
さらに、目標の中に「平日は毎日、そして週末も必ずジムに通う」であるとか、「日中の仕事をこなしながら、さらに副業も始める」といった、実現の可能性が薄いものが入っていると、失敗する確率はぐんとアップします。

誰にも話さない

友人や知人、家族など周囲の人たちに自分の目標を話すと、「宣言したからには目標を達成しなくてはいけない」という責任感が生じます。
もし妹があなたのダイエットのことを知っていたとしたら、彼女の前でチョコレート・ケーキを食べるのは気が進まないのではないでしょうか。ほかの例で言えば、友達があなたが求職中であることを知っていれば、「仕事探しはうまく行ってる?」と声をかけられたりして、薄れていた意欲が戻ってくるかもしれません。
目標としていることを誰にも話さず秘密にしていれば、失敗したところで恥はかかずに済みます。気は楽ですが、その代わり成功は遠のいてしまいます。

さしのべられた手をはねのける

ふと思い立つような目標は、大抵の場合すでに誰かが達成しているものです。本やブログ、掲示板など、すでに目標を達成した人の経験談を知る手段はいくらでもあります。そういったものに目を向けないということは、経験談が教えてくれる成功への近道を見逃すことでもあります。
本心では誰かに助けてもらいたいと弱気になっているのに、意地をはってあくまで1人で何とかしようとすると、失敗へ向かって一直線に進むことになります。

わずかな失敗を犯しただけで、すべてだめになってしまったと思い込む

ダイエットしているのに夜中に冷蔵庫をあさってしまったり、1日500円貯金をしているのにカフェに入ってしまったりしたとして、それを理由に目標としていたこと自体を投げ出すのはとても簡単なことです。しかも、その失敗を都合良く言い訳に利用することができます。
わずかな失敗は水に流し、ふたたび努力を始めるのはなかなか難しいものですが、それをしないと目標はいつまでたっても達成できないままです。

無理な締め切りを設定する

締め切りを決めることで、目標達成のめやすが立てやすくなるのは確かです。しかし、締め切りを決めたことがあだとなって、目標が達成できなくなることもあります。
自分で設定した締め切りに無理がないか確認してみてください。例えば今月中に小説を10万文字書こうとしているのなら、実際には半年かかるだろうと見積もりをし直すことです。1ヶ月で10キロ以上減量しようとしているのなら、それだけの体重を減らすのには2ヶ月はかかるだろうと思い直して、計画を立て直すべきです。
あまりにも高すぎる理想は、かえって成功を遠ざけてしまいます。

今度こそは大丈夫だろうと思う

ダイエットを試みたのはこれが初めてではないという場合、これまでの試みでは「職場で誰かの誕生会が開かれてケーキがふるまわれた」であるとか「家族が宅配ピザを食べたがったりした」など、目標達成を邪魔する要因があったのではないでしょうか。
そういう経験があるにもかかわらず、どうしてこれまでは失敗してしまったのかということを振り返らずに「今回こそは何とかなる」と思い込むようであれば、すでに失敗が背中に貼り付いた状態だといえます。
「ある日突然、何者にも揺るがされない意志の力を得た」…という妄想をしたところで、目標達成には何の効果ももたらしません。現実はそんなに甘いものではなく、これまでと同じような困難が立ちはだかるため、再び失敗を犯すような事態に陥ってしまいます。

社会的にやる「べき」ことを目標にする

自分にとって意味のあることをする代わりに、社会的に求められているこなす「べき」事柄について目標を立てるのはあまりうまい手ではありません。
例えるなら、今の体形が健康的に生活できる範囲のものなのに、少しでも体重が増えたらとにかくやせる「べき」で、常にスリムであるべきだと思い込むようなものです。
社会的な圧力や風潮に流されて立てた目標の先には、やはり失敗しかありません。

計画を立てない

計画を立てずにいることは、すなわち失敗するための計画を立てているようなものです。
加えて、6番で説明したような実現の見込みが薄い締め切りを定めたらある意味完ぺきと言えます。目標達成までにマイルストーンを一切置かず、明確な目標を課さずに行動すれば、 目の前に大きく手の出しようもないモンスターのような壁が立ちはだかり、1週間もしない内に失敗してしまうのは目に見えています。

月曜日に行動を開始する

月曜日は、目標への意欲をくじくには最高の曜日です。
週末の予定をこなして疲れている上に、仕事のストレスも降りかかってきて、とても新しい事に挑戦する気分にはなれないことは想像してみるとすぐに分かると思います。月曜日に新たな挑戦をするのは、即座に失敗するだけでなく、周りの人にも悪い影響を与えてしまうかもしれません。
かといって、目標への着手を来週の月曜ににしたところで、失敗するのは目に見えています。もう少し気分や時間にゆとりのある曜日を選んで決行したほうがよさそうです。











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