丸投げではない


長崎新聞 全国・海外ニュース:朝鮮学校問題「丸投げでない」 判断先送りで首相





(03/30 12:43)



 鳩山由紀夫首相は30日午前の参院文教科学委員会で、高校無償化法案に基づく「就学支援金」に関し、朝鮮学校への支給要件づくりを教育専門家に委ね、判断を先送りしたことについて「丸投げではない。第三者の意見を求め、正しい判断がなされることが必要だ」と述べた。



 また首相は、海外の学校に通う日本人の高校生が無償化の対象外となることに「除外されているのではないか、という気持ちは分からないでもない。運用改善の余地がないか議論が必要だ」と見直しに前向きな姿勢を示した。自民党の義家弘介氏への答弁。



 朝鮮学校については、文部科学省が専門家でつくる「検討の場」を設け、今年夏までに支援金の支給要件を策定。審査で要件を満たしていることが確認できた学校の生徒には支援金を支給する。



 与野党は委員会に先立つ理事会で、30日午後の質疑終了後に採決することで合意。法案は31日の参院本会議で可決、成立する見通しとなった。


 丸投げではない。先送りです。