静岡県立大学の学生



静岡の特産品で作ったデザート専用のふりかけ - 日経トレンディネット

ご飯ではなくデザートにかける“ふりかけ”「ふりーらフルーラ」が、4月の発売以来3万本も売れている。このアイディアを思いついたのは、静岡県立大学の学生。「SOHOしずおかビジネスプランコンテスト」の学生部門で最優秀賞受賞後、「しずおかうまいもの創生事業実行委員会」が協力して製品化した。製造に携わった三角屋水産(静岡県西伊豆町)から2010年4月1日に発売された。いわば静岡の学生のアイデアを、静岡の一次産業、二次産業、三次産業が力を合わせて形にした商品だ。

 味は4種類で、素材はすべて静岡特産のブランド野菜やフルーツを使用している。開発には多くの苦労があった。素材の風味を生かしつつ、デザートの味を妨げない微妙な甘さに調整。ふりかけ特有の食感になるよう、ホワイトクランチやコーンフレークなどを配合した。

 「“デザート専用ふりかけ”という今までにない商品だったことと、静岡県のブランド農作物という素材への安心感で、ヒットしたのでは」(三角屋水産)。アイスクリームやヨーグルトにふりかけるのが基本の食べ方だが、購入者からはチーズケーキ、トースト、サラダ、パスタ、肉料理など、さまざまなものに合うという声が寄せられているという。