『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ』を聴いたんだけれども、最低だったね


ジョン・レノン「芸術っていうのはそういう道をたどるものなんだよ。だからこそ、道をきわめつづけるのさ。」



PB(‘80 PBインタビュー):わかりました。では音楽自体の話をしましょう。世に出た最高のロックをビートルズが作りだした、とは思わないんですか?



レノン:思わないね。ビートルズは・・・いいかい、ぼくは、音楽的に、ビートルズとあまりにも関わりすぎてしまったから、ビートルズを客観的に見られないんだ。ビートルズを客観的に聴けないんだよ。ぼくは、ビートルズの作ったあらゆるレコードに不満なんだ。ビートルズのもの全部とぼく自身が個人で出したも の全部を含めて、つくり直さなくてもいいとぼくが思うものは、ひとつとしてない。だから、ビートルズという存在を評価するなんてことは、ぼくにはとうてい不可能だよ。


ぼくがビートルズの一員だった時、ぼくらは世界最高のバンドだと思ってた。そして、そう信じたことが、ぼくらをあれだけのものにしたんだ−最高のロック・グループと呼ぼうが、最高のポップ・グループと呼ぼうがだ。でも、今レコードを聞いてみると、ひとつ残らず作り直したくなるんだ・・・ゆうベラジオで『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ』を聴いたんだけれども、最低だったね。あのレコードはひどいもんだ。曲は素晴らしいんだ、 でも、作りかたがちゃんとしてないんだ。ぼくの言いたいことがわかるだろう?でも、芸術っていうのはそういう道をたどるものなんだよ。だからこそ、道をきわめつづけるのさ。


で、君の最初の質問に戻ると、こういう答えになるね−ぼくたちはいい音楽も作ったし、悪い音楽も作った。


太字はprivatejohnによる)







出典:http://www.ncn-t.net/yonemura/B4Research/urs08.htm

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