マイノリティ|現代人に突きつけられた「うつ」

このように、マジョリティの「適応的」価値観から自由でなければ、私たちは物事の真の姿を捉えることはできません。


一般的な社会常識、会社の常識、世間的常識、医学的常識、栄養学的常識等々、マジョリティの権威をまとったさまざまな価値観が、私たちの周りに満ち
満ちています。それらを鵜呑みにして物事を判断してしまうと、いつの間にか不自然なものを不自然と感じられないような「適応という名の麻痺」に陥ってしま
います。


 いつもどこかに「本当にそうなのだろうか?」という積極的な懐疑心を持って、不器用でも自分なりに検証してみる姿勢が、私たちの人間的な感受性と
思考を守り、安易にマジョリティに流されない生き方を作り出してくれることでしょう。本当に大切なことは、外から仕入れる情報の中にあるのではなく、自分
の内なる自然(「心」=「身体」)が教えてくれるものなのです。











本当に正常なのは誰だ? ―社会に適応したマジョリティと心に正直なマイノリティ|現代人に突きつけられた「うつ」というメッセージを読み解く|ダイヤモンド・オンライン