パーリアは数学に男性が傾倒するのは、そこが自己

パーリアはフェミニズムの伝統的な見方に反して、男という性を、圧倒的な自然に対抗せざるを得ない不安定で脆弱な性として位置づける。性行為から論
理やシステムの構築に至るまで、男の熱中と競争、それらに通低する所有と支配への飽くなき欲求は、自己の存在論的な不安、寄る辺なさを解消しようとするた
めだということになる。だから男の性において、攻撃性と脆弱性は表裏一体なのだ。


斎藤環哲学という
優れて思弁的な分野がほぼ男
性で独占されていると指摘していたが、パーリアは数学に男性が傾倒するのは、そこが自己
完結的な純粋論理の世界だからだと言う。こうした傾向を職業における男女差別のせ
いだけにしてはポイントを見誤るというのが、パーリアの意見である。そうすると生物学者、特にサルの研究
に女性が多いのは、研究の中で対象との「関係」がとりわけ重要になる分野だからかもしれない。











女をモノ扱いするのは男の仕様、あるいは男の性の脆弱性と所有欲について - Ohnoblog 2

興味深い話。