菊池社長は知っている


【経営者語録】流行は追わない。発表されたときには、もうトレンドは終わっている



 日本の繊維業が海外の真似事と揶揄された時代を菊池社長は知っている。海外の服が持ち込まれ、これと似たものを作ってほしいという時代があった。そうして出来上がった服が海外に輸出されると、よくここまで真似できたねとバカにされる時代もあった。

 だからこそ、日本から独創性に富むデザインを生み、それを使ってユニークな服を作り出すデザイナーが生まれてほしい。菊池社長は普段からファッションショーや雑誌など、流行にアンテナを張り巡らせることはしない。「そんなものは見ないということが大事。発表されたときには、もうトレンドは終わっている」という信念がある。


【隠れた世界企業】流行に目を背け、信頼得る:日経ビジネスオンライン