成層圏内で温度が一番高いのは高度約 50km付近



熱圏収縮が起きて異常高温と異常低温が起きる背景


実は、アメリカ合衆国連邦航空宇宙局(NASA)が「天候の異常な現象として熱波と寒波が世界中で起きている」原因について7月15日に公表しました。リンク ⇒ NASA

 

 NASAが公表した内容をまとめた米海軍研究所のJohn Emmert氏は、大気圏内の熱圏収縮が起こっており、「少なくとも過去43年間で最大の熱圏収縮」だと述べています。


 この「熱圏」は、地球の表面に到達する太陽光エネルギーを赤外線に変換し、地表の温度を一定に保ったり、有害光線を遮断する大きな役目を果たしていますが、収縮(崩壊)により「熱圏」としての機能がなくなりつつあるということを意味しています。


 今後地球規模での、上空の異常現象、異常気象(異常高温と異常低温)が起きる可能性が非常に高いと思われます。 また、7月20日に各地で発生した異様な紅い空は、この影響によるものである可能性が高いと思われます。 


※大気圏の構造:


熱圏 : 太陽からの電磁波や有害光線を吸収するため温度が高いのが特徴で2000℃まで上昇。

中間圏: 中間圏界面(熱圏との境)では平均約-92.5℃の低温。対流圏と同様に高度 (気圧) に比例して気温が減少。中間圏では、冬よりも夏の方が温度が低く、夏季には中間圏界面では-100℃以下になる。

成層圏: 中間圏との境の付近の気温は-15℃ー0℃。成層圏内で温度が一番高いのは高度約 50km付近。(成層圏の中にオゾン層が存在します。)

対流圏: 高度とともに気温が減少。成層圏下部との境付近の気温は約-70℃前後。

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困りましたねぇ。

Gizmodoによると、以下の通りです。自己修復で戻りつつあるのでなんとかなりそうとの事らしいですが、気になる所です。

熱圏の収縮は今に始まったことではなく、太陽の動きが活発でない時期は大気も冷え込んで縮むものなので、2008年から2009年の太陽活動極小期にこのような現象が起こっていたこと自体は驚きでもなんでもないんですが、問題はその半端ない規模。な〜んか「太陽の活動が活発でない」ということで説明のつく範囲を余裕で2〜3倍超えちゃってるんだそうですよ?

ひとつ原因として考えられるのはCO2排出で大気圏は温まってるんだけど上層は冷却されている、ということですね(解説ビデオ)。でも仮にそうだとしても、「それを勘定に入れてもまだ説明が追いつかないレベルなのだ」と氏は話してます。なんなんでしょうね。

http://www.gizmodo.jp/2010/07/post_7338.html